退職代行サービスが乱立する中で、トラブルが続出しているのはご存知ですか?
退職手続は、人生の今後に関わる重要な手続きですので、トラブル事例を知って未然に防ぐことが重要です。
知らないまま退職代行サービスに依頼してしまうと、トラブルになり損害賠償や懲戒解雇にされるケースもあります。
退職代行を弁護士に依頼する場合のメリットデメリット
退職代行を代行業者に依頼する場合のメリットデメリット
退職代行のトラブル実際の事例やエピソード
失敗しない業者の選び方
もし退職代行を依頼される場合は、正しい依頼先の選択が大切です。
退職代行サービスとは
退職の連絡を本人に代わって行うというものです。
「辞める」と言い出してから実際の退職日までの気まずさや、
嫌がらせを受ける事もなく、引き継ぎなしで即日辞める事ができる。
退職にあたっての必要書類などは後日郵送で受け取れるという。
退職に関する一切の煩わしさをなくすことができる事から、若者を中心に人気を集めています。
退職代行サービスは休み明けに利用が増える
長い休みが明けて仕事が始まる前になると、身体もココロも「やっぱり無理」と心が折れるのかもしれません。
最近では女性専用の退職代行サービスも
女性の退職代行に特化し、女性の悩みが多いセクハラやマタハラ、さらに陰険ないじめなどの悩みを特に考慮した退職代行サービスが登場しました。
女性の退職を専門とするスタッフが対応してくれるので安心感があり人気です。
日本経済新聞や朝日新聞、月刊女性情報誌Poco’ce[ポコチェ]他多数のメディアに掲載され話題になりました。
わたしNEXT<退職代行>需要あるサービスだが「トラブル」が続出しているという
退職代行サービス業者の中には、怪しい業者もあることから、利用者との間でトラブルになるケースが増えている。
特に多いのは、代行業者に依頼したにもかかわらず円満に退職することができないケース。
結果、代行で退職を申し込んだにもかかわらず退職が無かったことになってしまい、ひどい場合には、逆に会社側から損害賠償請求の訴えを起こされる事もあるという。
違法ではないがスレスレの業者も
特に「行政書士」が交渉を担当するなどの場合は注意が必要。
そもそも行政書士は、官公署に提出する書類の作成や提出を代行することができるだけで、交渉の代理人にはなれません。
交渉を行う事ができるのは、弁護士または労働組合だけです。
弁護士の方も苦言を呈しています。
参考:乱立する退職代行業者に弁護士が苦言。違法スレスレな場合も… | 日刊SPA!
弁護士へ依頼するメリット・デメリット
退職代行は、弁護士に依頼する場合と代行業者に依頼する場合があります。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
弁護士へ依頼するメリット
- 弁護士へ依頼する安心感がある
- 対応事項への制限がない
- 残業代の請求や有休消化のことも相談できる
- 法的トラブルについても対応が可能
- 企業側が大人しく従う可能性が高い
デメリット
- 弁護士の人件費高いため割高(5万円~)
- 申し込みまでの敷居が高い
- 書類など手続きが面倒
- 弁護士職務倫理規定で詳細ヒアリングが必要なため退職実行まで時間がかかる
退職代行業者のメリット・デメリット
一方、退職代行サービス業者を利用するメリットもあります。
メリット
- LINEやメールなどから申し込めて相談しやすい
- 弁護士に依頼するのに比べて料金が安い(3~5万円)
- 365日24時間対応で休日や深夜でも可能な限り対応してくれる業者が多い
- アフターサービスが充実している
デメリット
- 良い業者の見極めが難しい
- 退職を進める中で弁護士でないと対応できない業務が発生する場合もある
トラブルに関するネットの声
結局自分で会社と話すことになり、結局退職代行を使って失敗した事例
退職代行EXITのおかげで事態が動きまくった結果、社から保証人である親へ連絡がいき「辞めてもいいっつったけど最低限の誠意を見せろよ!」ということで結局社と話したりしていました。 pic.twitter.com/OOQIl9Fefp
— オダ (@oda8888) July 29, 2018
うっわ
今ニュースで
退職代行のやってたけどひどいわ
まじ金返して
しかも結局会社と自分で話しつけたし
役所と消費者センターに相談した#EXIT#退職代行サービス#ほんとは退職支援#しかも退職失敗#退職連絡後放置#ほんとの名前は合同会社センシエス#資本金たったの数十万— ふえのっち (@shypeople666) November 27, 2018
弁護士の方も苦言を呈しています
法的紛争に発展すれば弁護士でない退職代行業者はそれ以上手を出せず、労働者がほったらかしになりますし、かえってトラブルに発展することもあります。
最初から弁護士に頼んだ方がいいでしょうね。— 古家野 彰平 (@shoheikoyanolaw) May 6, 2019
退職代行サービスを利用するなら業者選びが重要
これまで紹介したようなトラブルを避けるためには、弁護士に依頼するか信頼できる代行業者を選ぶ事が大切です。
代行業者を選ぶ場合は、弁護士か労働組合が監修している業者を選びましょう。
弁護士と、代行業者のメリットデメリットをよく考えて選択しましょう。
業者 | 料金 | 法的トラブル | 手続き |
弁護士 | 高め | 対応可能 | 複雑 |
代行業者 | 安め | 対応できない | 簡単 |
弁護士監修の代行業者 | 安め | 対応可能 | 簡単 |
代行業者の中でも、弁護士監修のサービスにおいては交渉にも対応している上に、代行業者の気軽さや廉価さも期待できるのでおすすめです。
弁護士は信頼できますが、やはり手続き面倒で料金が高いので、退職を急いでいない場合や蓄えがたくさんある人には良いでしょう。
失敗するリスクが少ない退職代行サービス業者3選
ここでは、失敗するリスクが少なく、弁護士や労働組合が監修している代行業者をご紹介します。
労働組合は、労働組合法6条で労働者のための代理交渉可能となっています。
代行業者は手続きが簡単、かつ対応がスピーディーですのでおすすめです。
退職を考えている方は、一刻もはやく就職活動をしたいですよね。
人生の次のステップへ進むための時間は、とても大事です。
そして自分の蓄えを減らさないためにも、弁護士より廉価で交渉にも対応できる代行業者を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?
退職代行は便利なサービスで若者を中心に利用が増えています。
退職に関するトラブルは第三者を挟むことで余計にこじれてしまう事もあるので、きちんと交渉してくれる代行業者を選ぶ事が大切です。