子ども英会話

【世界に通用する一流の育て方書評レビュー】学力の伸ばし方!ひろつる式

【世界に通用する一流の育て方書評レビュー】学力の伸ばし方!ひろつる式

今日は、広津留真理さんが子育て経験をもとにして書かれた「世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 (SB新書)」という本を紹介していきます!

この本は、一見非常識な子育てをされた広津留真理さんが娘さんをハーバード大学に現役合格させるまでがつづられています。

一般的な子育ての本とは少し違った内容となっています。

例えば、、
  • 塾には通わない
  • 模試を受けるな
  • 学年1番になるな
  • 苦手科目は捨てる
  • 宿題は答えを丸ごと写す

などです。オリジナルの子育ての知恵や無駄を省く工夫がぎっしり詰まっています。

また、塾にも英会話にも通わずに英語を家庭教育されたので、英語教育に興味のある方にもおすすめです。

この記事では、次の二部構成で、本書の要点をまとめていきます。

  1. 著者「広津留(ひろつる)真理さん」の紹介と本書での名言
  2. 「世界に通用する一流の育て方」を実践するためにやるべきこと

子ども英会話に興味のある方、家庭で子どもを教育したい方におすすめの本です。

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世界に通用する一流の育て方著者「広津留真理さん」の紹介と本書での名言

まず、著者の広津留(ひろつる)真理さんですが、現在は大分で英語教室や英語で自己表現をするサマーキャンプ「Summer in JAPAN」を主宰されています。

娘のすみれさんは、小学校から高校まですべて公立校

一度も塾に通っだことはない

留学経験もないままハーバード大学に現役合格

そういった自身の子育ての実体験を踏まえつつ、編み出した「ひろつるメソッド」を確立。

本書を読むと、一貫して広津留さんが「家庭教育」を大事にされていた事がわかります。

広津留さんは、対象読者にこう言っています。

特に小学校入学前の6歳までは、人格形成上とても重要な時期です。

この時期に過ごした親子の時間は、一生の財産にも負債にもなります

そして、妊娠中に200冊の育児書を読破された広津留さんは子育てするときに

  • 義務教育は学校に外注
  • それ以外は家庭学習

という方針を打ち立てたそうです。

また、すみれさんはバイオリンでも活躍していてジュリアード音楽院に合格されています。

習い事は遊び感覚ではなく真剣に

をモットーに、先生探しも真剣に行いすみれさんは3歳からバイオリンを習われていました。

子どもが小さい時は、イライラする事もおおいですが、広津留さんは

子どもは未来から来た人だと思うと腹は立たない

と述べられています。

「世界に通用する一流の育て方」を実践するためにやるべきこと

ここでは、広津留さんの子育てを実践するためにやるべきことを考えていきます。

子どもが自分で勉強するようになる、子どもの未来を作るお手伝いをするために親は何をするべきか?

早速みていきましょう!

頭を良くする生活習慣

  • TODOリストを活用する

6歳までは親がTODOリストを作り、7歳からは自分でTODOリストを作り終わったらチェックしていく様にしたそうです。

堅苦しいものではなく、子ども用のTODOリストも売っているそうで、ゲーム感覚で楽しめますよね。

子どものころから優先順位を付けて行動する事ができます。

  • 勉強の重複をなくす

例えば中学校の勉強などで、学校で2次関数を習い、塾でも2次関数を習い、さらに宿題に2次関数が出る。

勉強の重複は時間の無駄だし、子どものストレスになるのでTODOリストを使って重複をなくしたそうです。

無益な事に時間を割くと、脳は疲れてしまうので出来るだけ重複をなくして脳をストレスから守り、休ませましょう。

  • 週末は自宅でhomeパーティー

自宅に親の友人を招いてホームパーティーをし、社交性を身に着けた。

学校の勉強は平日に済ませて、週末はホームパーティーや課外活動をされていました。

音楽やスポーツに限らず、地元のボランティア活動を手伝ったり勉強以外の事で自分の興味のあることをする。気軽に取り組む。

小中学生のうちに子どもの興味の幅を広げてさまざまな事を体験し、そこで少しでも興味を持った分野を深堀できるように親がサポートしてあげるという気持ちでいると良いでしょう。(本文より)

模試も宿題も無視!

多くの方が1番驚き、興味をもったのがこの「宿題無視」ではないでしょうか。

でも、提出しないという意味の「宿題無視」ではなく「答えを見て丸写ししながら丸暗記する」という時短の宿題提出法だったのです。

宿題までやっていると時間がもったいない、かといって宿題は社会のルールなので提出しなければならない。

宿題の本来の目的である「学習」は達成されつつ時間を大事にすることを優先した方法ですね。

効率的勉強法の本でも、同じような勉強方法が紹介されていました。

学年1番になるな

最初から学年1番を目指さない事。

なぜなら学年1番にこだわると、すべての科目を完璧にこなそうとします。

すると時間がなくなり自分の得意分野に注ぐ時間が足りなくなるからです。

基本は家庭学習

広津留さんは、本書の中で繰り返し「家庭学習」が大切だと述べられています。

広津留さんは本書でこう述べられています。

子どもの勉強を学校や塾に丸投げ(外注)しないこと。

また、ハーバードの学生が受けた家庭学習として

  • 読み聞かせ
  • 読書週間
  • 図書館通い

などをあげられています。

ハーバードの学生の親も、何も特別な事をしたわけではないんですね。

すぐにでも家庭で実践できそうな内容です。

ひろつる式英語学習

ひろつる式英語学習メソッド
  • 文法は勉強しない
  • 単語は単語帳で覚える
  • 子どもの語彙は親が増やす
  • 問題と答えを覚える
  • 文法的に正しく話そうとしない

この方法で無駄をなくして、英語を学習できるようになります。

さらに、自己紹介を100個覚える

英語が話せない背景には「何を話していいかわからない」という問題が含まれています。

好きな食べ物、好きなスポーツなど自己紹介を100個覚えておくと外国人と話すときに困らないと自身の英語教室で指導されているそうです。

週一本テーマを決めて文章を書き覚えると、会話に困らないし、自身を持って会話できるそうです。

なるほどこれは、話すのが苦手な娘に日本語でもやってみてもいいかもなと思いました。

地方県立高校からハーバードへ現役合格

ひろつるさんは、大学受験をゴールにして子育てをしていなかったそうです。

すみれさんは高2の時に、全米バイオリン演奏ツアーをし、その際にプリンストン大学・ハーバード大学を見学したそうです。

大学見学では、学生が案内してくれるツアーがありそこであれこれ話が盛り上がっていたそうです。

帰国して、すみれさんは自分自身でインターネットを使って情報収集しハーバード大学の入試を受けました。

今では世界の大学がインターネットで海外から受験ができるんです。

ハーバード生から学ぶ、結果を出す行動術

  • 締め切りギリギリに片づける
  • コミュニケーションは短く端的
  • どんな人にも平等に敬意をはらう
  • 笑顔を忘れない
  • 5分で80%を完成させる
  • 肯定形で話す

【世界に通用する一流の育て方書評】まとめ

ハーバード大学を目指さない親子にもおおいに参考になる内容でした!

もういちど、ひろつる流 育て方メソッドをおさらいしますと

  • 塾に通うな
  • 模試を受けるな
  • 学年1番になるな
  • 宿題は答えを丸ごと写す

そして週末は自分の好きな事に熱中する。

世界レベルの学力の伸ばし方、参考になりましたか?