子どもの「言っても直らない」は副腎疲労が原因だった【書評レビュー】
やる気がない!落ち着きがない!ミスが多い!
これらの原因は副腎疲労が原因で、きちんとケアしてあげれば子どもの悩み事はなくなる。
子どもの「言っても直らない」は副腎疲労が原因だった!は、スクエアクリニックの本間夫妻が書かれた本です。
- 副腎疲労の原因
- 副腎疲労を家で治す7つの習慣
こちらの2つのテーマで書かれています。
この本は、子どもが落ち着きがない、元気がないなどで悩んでいる親御さんにおすすめの本になります。
子どもの「行っても直らない」は副腎疲労が原因だった!副腎疲労の原因
うちの子、言っても全然きかない、、
そんな悩みを抱えているママは多いのではないでしょうか??
その原因は、単なるわがままではなく副腎疲労のせいかもしれません。
子どもたちは、どんな子も本当はやる気に満ちていて、必ず能力を持っています。
しかし、学校や家庭で「ちゃんとやりなさい」「しっかりすわりなさい」叱られ続け、自分はダメだと自己評価が低くなってしまう子が多いです。
そんな状態が続けば、本当の力が引き出せないばかりか、マイナスの方向に行ってしまいます。それではあまりにももったいないと思いませんか。
子どもの「できない」理由がわかれば、「なーんだ、そういうことだったのね」と 力が抜け、親も納納得して子どもと向き合うことができます。
長く文章が続きますが、副腎疲労の原因は主にこの3つになります!
- グルテン
- カゼイン
- 甘いもの
したがって、これらの食品を避け、腸内環境を良くする事が副腎疲労を回復する近道となります。
副腎疲労とは?
副腎疲労とは、文字通り副腎が疲れている状態です。
副腎とはホルモンの工場と呼ばれている臓器。
やる気・集中力・注意力・記憶力・感情のコントロールなどに密接にかかわるホルモンが50種類以上あり、それらを左右するのが副腎の働きです。
副腎疲労が回復するとどうなるの?
- 無気力→やる気に満ちる
- 落ち着きがない→落ち着いた
- 試験に受かった
本間夫妻は何度も渡米をし、日本ではまだあまりなじみのない「副腎疲労」について勉強や日本の風土にあうように研究をしました。
食べ物や生活習慣を少し変えるだけで、子どもが劇的に変わっていく方法を本書は紹介しています。
これらの症状は副腎疲労が疲れているせいです
ケース1 朝、起きられない
原因は、菓子パンとスナック菓子
上咽頭の炎症の可能性も(口呼吸に注意)
家庭で上咽頭の炎症を良くするには、鼻うがいや首を湯たんぽで温める、口にテープを張るのが有効です。
ケース1 やる気がない、ひきこもりがち
ビタミンD不足でうつっぽくなる。
最近では過度の日焼け予防でビタミンDが足りていないです。
炭水化物好きが多い。
炭水化物ばかり摂取すると、血糖値の急激な変化が起きます。
そうすると身体はとても疲れてしまい「めんどくさい」「やる気がでない」となってしまいます。
身体の元気を回す栄養素にミトコンドリアがありますが、ビタミンBが必要。
しかし、炭水化物(糖質)を取るとその代謝にビタミンBが使われることからそこでまた「やる気が出ない」悪循環になります。
ケース3 落ち着きがない、多動
「グルテンフリー」「カゼインフリー」が有効
小麦や乳製品は、免疫力や栄養吸収にかかわる小腸の粘膜を傷つけ、炎症を引き起こすリスクが高い事が分かっています。
その「炎症」そのものが落ち着きのなさを引き起こします。
そしてその火事を消すために副腎が猛烈に働いて、コルチゾールを盛んに分泌し副腎疲労を起こしてしまいます。
また、グルタミン酸も落ち着きをなくす原因となります。
食品表示には「アミノ酸等」と書かれているので分かりにくいです。
ケース4 ケアレスミスが多い
食品に含まれる「カビ毒」が原因
ディスクレシアの原因に「カビ毒」が隠れている事が多い。
おやつに甘いものは、カビに餌を与える様なもの。
グルテン、カゼイン、甘いものなどをなるべく体内に入れない事が重要です。
寝室のクローゼットにドライクリーニングを置いていませんか?
消臭剤やカラーリング剤、化粧品からの「経鼻毒」に注意!
寝室にこそ空気清浄機を置きましょう。
ケース5 不安になりやすい、緊張しやすい
心が弱いせいではなく、亜鉛不足
甘いものの摂りすぎで「不安体質」になる。
糖質大量摂取→腸内環境が悪くなる→カビ毒大量発生→シュウ酸が増える
シュウ酸が増えると、体内で亜鉛、マグネシウム、カルシウムとくっついて尿として排出されてしまいます。
夜中に足が痛くなることも。
亜鉛やマグネシウム不足だと、なかなか不安を取り除けない。
とにかく、お腹の調子を整えることが1番先決。
ケース6 アレルギー
アトピーは皮膚の病気ですが、実は脳の状態が反映されている。スナック菓子や揚げ物の油が腸を荒らし、炎症を起こす。
「お弁当に入れがちな、ヒスタミンに注意」
トマト、イワシ、さんま、さば、パイナップル、キウイ、マンゴーに多く含まれている。
ケース7 お腹がよわい
やはり「お腹のカビが原因」
ヨーグルト、発酵食品は逆効果
ケース8 夜尿
夜尿とディスクレシア、カビ毒の3つは連動している。
しつけや水分のとりすぎではなく、食生活の改善で治せる 菓子パンやお菓子に含まれる「カビ毒」が脳に悪影響!
加工食品より素材そのものを食べる 現代人の身のまわりは毒素だらけ
子どもの「行っても直らない」は副腎疲労が原因だった!副腎疲労を家で治す7つの習慣
ここでは、何かの栄養素を足すのではなく、悪いものを取り除く「引き算のケア」が推奨されています。
- 身体に負担になるものを「入れない」
- 毒素は貯めずにこまめに「出す」
- 身体にいい栄養素を入れる
副腎を疲れさせる食べ物を入れない
副腎を疲れさせる食べものを控える 新常識! 脳は腸から治す。
やめるもの3つ
- グルテン
- カゼイン
- 甘いもの
「パン好き」「乳製品好き」こそ知っておきたいこと .「おやつに甘いもの」は腸内のカビを育ててしまう。
グルテン、カゼイン、甘いものを2.3週間やめてみる。
集中力がUPしたり症状が改善するのでおすすめ。
主食の炭水化物はご飯のあとに少量摂るのが良いです。
なるべく素材そのものを食べる。
毒素は貯めずにこまめに「出す」
今日から始められるデトックス習慣…… デトックス食材で毒出し
体内から毒素を排出するために正しい「水分のとり方」を
ジュースやスポーツドリンクよりレモン水や麦茶、塩水を飲む ラーメンやスナック菓子を食べたがるのは「塩分不足」のサイン
デトックスのおすすめは入浴。
重曹や、「エプソムソルト」いりのお湯に家族でつかるのがおすすめです。
「エプソムソルト」は発汗しやすいだけでなく、マグネシウムを皮膚から吸収されるため身体に良い。
玉ね着、ネギ、しょうがなどのデトックス食材もおすすめ。
身体にいい栄養素を入れる
脳の炎症をとるために「よい油」をとる
マーガリンや揚げ物を欲しがったら「脳の油不足」のサイン
たんぱく質不足は心の不安定にもつながる
副腎と脳細胞に不可欠なミネラル・ビタミンB群をとる ビタミンB群が足りないと脳細胞エネルギー不足に! 「葉酸」で頭スッキリ!
楽しい親子遊びで、さらに子どもを伸ばす
「原始反射」をとる動きで能力は劇的に変わる!
「原始反射」をとると、学習や運動能力がアップする不思議
以下のような原始反射が残っていると生きずらい。
- モロー反射
- 手掌把握反射(パマリフレックス)
- 脊髄ガラント反射(スパイラルギャラント反射)
- 緊張性迷路反射(TLR)
- 対称性緊張性頭反射(STNR)
- 恐怖麻痺反射(FPR)
- /非対称性緊張性頭反射(ATNR)
バランスボールなどを使って、原始反射を無くしていく体操が巻末に掲載されている。
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